50年ぶりの母校の中学校

2022年4月23日

この市に越してきて今住む団地から一駅離れた眼科へ行くようになって

久しぶりに見たその駅前の風景がずいぶんと変わっていたことに驚いた

「へぇ~、こんなロータリーになってたんやなぁ」

実は私、子供の頃にこの市で大きくなった

何度かこの駅近くの眼科に通うようになってから

「この近所に通ってた中学校があったんやけど今はどうなってるんかな」

機会があればぜひ行ってみたいと思っていた

昨日と違って今日は雨もあがって良い天気やし

自転車で散歩がてら母校の中学校まで行ってみようと思い立った

思い立ったが吉日やとばかりに自転車を漕ぐ

まず一駅先のロータリーに着いてから坂道を見上げる

確かこの長い坂道の上にあった記憶がある

普通の自転車で登るにはちょっと無理があるので押していくことにした

子供の頃の記憶以上に坂が長くて急こう配

「こんな長かったっけ・・・」

しかもまだ4月なのに暑いし自転車押して登ってるのでほんとさらに暑い(笑)

はぁはぁと息を切らせながら坂を登り切った所でフェンスが見えた

「やっと着いた」

ちょっとわくわくしながら正門へ向かう

確かにここは母校の中学校だけど

門や植え込みが当時よりかなり豪華になっていてまったく面影がない

グラウンドもこんなに広かったっけ・・・記憶も頼りない(笑)

まぁ50年くらい昔だからね、変わっていて当たり前

ちょっと校舎の方も覗いてみよ

・・・きれいになっとる(笑)

私が通っていた当時の事

校舎とグラウンドの間に四角い水の濁った少し大きな池のようなものがあって

そこにはオオサンショウウオが住んでいると噂になっていた

「オオサンショウウオってどんなんやろう」

初めて聞くそのオオサンショウウオという名前の響きに恐ろしさを感じながらも好奇心を抑えられず

一度見たくて毎日のようにその濁った水面をのぞき込んでいたことを思い出した

結局オオサンショウウオを見ることもなかったし真偽のほども覚えていないんだけど・・・(笑)

さて、せっかくここまで来たんだったら通学路だった道も通ってみようじゃないかと

来た方向とは別の道を通って帰ることにした

周りはすっかり開発されてマンションやきれいな住宅が建ち並んでいるけど

大きな道路の位置はほぼ変わっていなかったので通学路はすぐにわかった

この角を曲がって

「そうそう、この道まっすぐやったな」

この突き当りを曲がってまだ結構な距離があったはず

「こんな遠いとこ3年間も通ったんやな」

当時は左手のフェンスが高い塀になってたので

今よりもっと味気ない通学路だったけど友達とおしゃべりしながらの通学時間は楽しかった

なんかもっといろいろ思い出したりして懐かしい気持ちになるかと思ったけど

あまりに年月が経ちすぎていて

郷愁の気持ちよりも新しい場所に来た時のような目新しさの方が勝ってしまい

へ~~ほぅ~~こんななったんや~ときょろきょろしてばかり

しかも思い出すのはおバカな自分の事だったり・・・(笑)

でも、50年前の私が確かにこの道を通っていたんだなぁと思うと

一瞬当時に戻ったようなそこに子供の私が歩いているような不思議な感覚になった

こういう経験は面白いな

そうや

今度は小学校や幼稚園にも行ってみようかと思う

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